ふるさと納税の仕組みと活用法

税金をどれだけ抑えられるか知っておきましょう!

◆ふるさと納税とは?
 ふるさと納税とは、都道府県や市区町村への寄付のことです。自分の生まれ故郷に限らず、応援したい自治体にふるさと納税を行なうことができます。自治体の中には、寄付金の使い道を指定できるところもあるようです。ふるさと納税で寄付をすると、自治体から返礼品と寄付金受領証明書が届きます。そして、控除上限額のうち実質自己負担額2,000円を超える分については住民税の控除、所得税の還付が受けられるのです。

◆ふるさと納税はこれだけお得
 寄付して返礼品を受け取るのは、その額で返礼品を買っているだけではないかと思う人もいるかもしれません。しかし、上記の通り寄付した額に応じて住民税や所得税の額も抑えられるのです。寄付の額が控除の対象となる上、返礼品も受け取れるのでお得なのです。

◆控除額の上限
 どれだけ住民税が控除されるかは、所得や家族構成によって変わります。ケーススタディを示しますので、参考にしてください。表の最下段にある「控除限度額」が、それぞれのモデルケースにおける控除の上限です。この額以上にふるさと納税をしても、その分は控除されません。ご自身がどれだけ控除されるのかを確認してから、ふるさと納税を行ないましょう。

表】年収・家族構成と控除額の関係

 

ケースA

ケースB

ケースC

年収

300万円

500万円

500万円

配偶者

なし

あり

あり

配偶者収入

0円

300万円

扶養家族

なし

1人(15歳以下)

1人(15歳以下)

控除限度額

約38,000円

約71,000円

約79,000円

※ケースCは、配偶者にも約38,000円の控除額が与えられる ※あくまで参考値としてご利用ください

2023年9月22日時点の内容のため、内容が変更になっている場合があります。