高齢者の定義
➀ 保険始期日時点で、契約者年齢が満70歳以上となるお客様とし、基本的な取り組みをいたします。
➁ 保険始期日時点で、契約者年齢が満80歳以上となるお客様には、さらにきめ細やかな取り組みをいたします。
1.年齢・商品別等に必要なきめ細やかな取組み
高齢者への保険募集にあたっては、年齢や商品の特性に配慮し、より丁寧な対応を行うことが重要となります。 原則、対面で保険募集を行い、「高齢者の理解度・判断力に応じた基本的な取組み」と「高齢者や保険商品の特性等に応じたよりきめ細やかな取組み」に留意します。
2.認知判断能力に問題の認められる高齢者への保険募集の取組み
高齢者本人の認知判断能力の状況および本人に関係する代理人等の状況に鑑み、以下の(1)や(2)を踏まえ対応します。
(1)代理人との契約等各種手続き
認知判断能力が著しく低下、または喪失した高齢者に対する保険募集においては、顧客保護およびトラブルの未然防止の観点から、親族等に成年後見制度等の利用を促す。契約等各種手続きについては、当該高齢者本人ではなく、成年後見人等の法定代理人または任意後見人など、有効な代理権を有する者と実施します。
(2)無権代理による手続き
認知判断能力が著しく低下、または喪失した高齢者を保険契約者とする保険契約において、契約内容変更や解約手続き等の申し出を受けたが、成年後見人等の法定代理人や任意後見人など、有効な代理権を有する者の選任がなされていないことが確認された場合に限り、顧客保護を優先する観点から、親族等同席のもとでの当該高齢者本人との面談等による方法をはじめとして、診断書の提出、当該高齢者本人の担当医からのヒアリング等を踏まえ、親族等による無権代理による手続きを行います。
3.保険募集内容の記録・保存にかかる取組み
高齢者への保険募集においては、上記1.に記載した「きめ細やかな取組み」のみならず、高齢者や保険商品の特性等を勘案したうえで、保険募集内容の「記録・保存」を行います。
4.契約締結後のフォローアップにかかる取組み
高齢者への保険募集においては、上記1.および2.に加え、高齢者や保険商品の特性等を勘案したうえで、契約締結後に契約内容に係るフォローアップを行います。
フォローアップの具体的な対応としては、次のようなことが考えられる。
(1)長期保険の契約者に対して、年1回、郵送で契約内容の確認依頼を実施します。
(2)契約後、郵送により、契約の御礼と契約内容の確認依頼を実施します。